みなさんは「川崎」と聞くとどのようなイメージですか?川崎は、人口150万人を超えると言われる大都市です。
都内、横浜、羽田空港にもアクセスが良く、川崎駅に行けばたくさんの近代的な商業施設があり、何でも揃う事から近年ファミリー層にもとっても人気があります。
でも、何かと事件が多く世間を騒がしているのも事実。子育ての環境、治安は本当のところどうなのだろう?と思っている人も多いはず。
そんな人に是非読んで頂きたいのが『これでいいのか川崎 川崎の闇と光を語ろう』!実際に私も川崎に住んで体験した事も踏まえながら、『川崎の闇と光』を紹介します。
あなたならどちらに住む?川崎南部VS北部
川崎は、地図で見ると東西に横に長い形をしていて、麻生区、多摩区、宮前区は北部。幸区、川崎区は南部と呼ばれています。(高津区、中原区は中部と言われています)
私は実際、北部にも南部にも住んだ事がありますが、環境、治安、雰囲気が180度違うんです。
<北部の特徴>
北部は閑静な住宅街が多く、少し行くと田んぼや畑もあり、自然とってもが豊かで驚きます。また、慶應義塾横浜初等部や桐蔭学園等の難関校にもアクセスが良い為か、教育熱心な方が多く、治安もよくて、子育てをするのにぴったりでした。
でも、北部は昔、山が多かったからか…坂道が多く、駅まで行くのも一苦労? しかも、大きい商業施設もなく少し不便・・・。
そして私は、北部から南部に引っ越す事にしました。
<南部の特徴>
南部の川崎区は、何処に行くにもアクセスがよく、何でも揃っています!でも…世間では特に治安が悪いと言われていました。
私は、実際どこに住んでも事件や事故はあるし一緒でしょ?位に思っていたのです。でも、引っ越した後すぐに「川崎国」で有名になった、凶悪な事件が川崎区の多摩川河川敷で起きてしまったのです。川崎市中1男子生徒殺害事件です。
また、今ではだいぶ少なくなりましたが、決まって金曜の夜には、何十台ものバイクに乗った暴走族が道路を駆け抜ける音がしたり…競馬場、競輪場帰りのおじさんが泥酔してその辺りで寝ていたり…多摩川沿いにはホームレスがいたり…少し離れたところには風俗街もあったり…
教育面に関しては、川崎区の一部の公立小学校では授業をボイコットする等、度々悪い噂も…。何でもあって便利ですが…何でもあって何でもアリなゆえに、決して子育てに良い環境とは言えないと身を持って体感しました。
そこで我が家は小学校から私立に通わせています。もしあなたなら南部と北部どちらを選びますか?
本書『これでいいのか川崎』に記された、川崎の「闇」とは?
ほかにも『これでいいのか川崎』には、差別や格差等についても書かれていましたが…
全て川崎が発展や変貌を遂げる為に必要だった歴史であり、あとはその歴史を知った上であなたがどう受け止めるかが問われると思います。
川崎は今、「変わろう」と変化をしています!例えば差別…川崎区は多文化共生社会を目標に掲げ、外国人がより住みやすい環境を整えているそうです。
格差に関しても、川崎区では貧困者、貧困家庭やホームレスに対して様々な取り組みや支援を日々行っているそうですよ!
本書『これでいいのか川崎』に記された、川崎の「光」とは?
①世界でも先進の環境技術!
工場地帯があり、昔から様々な環境問題と向き合ってきた川崎区だからこそ、他には真似出来ないノウハウがあり、世界でも先進の環境技術を持っています。
2013年に開設された川崎市環境総合研究所では、市民を守り住みやすい環境を作る為に、日々研究開発が行われています。
②川崎は「音楽のまち」となりつつある!
実は、川崎出身のミュージシャンや芸能人は意外と多いんです!
近年特に注目されているのが、紅白出場経験もある「SHISHAMO」や今では武道館でライブを行う程人気となったラッパーの「BAD HOP」。
特に「BAD HOP」のメンバーは自分が生まれ育った川崎区の環境についてラップにした物が多いようで、同じような環境に育った川崎の若者からは絶大な支持を受けているのだとか。
以上、いかがでしたか?川崎区は正直治安は良いとは言えないかもしれません。でも、子供の生活環境を親がしっかり整えてあげる事が出来るなら、何不自由なく充実した生活を過ごす事が出来ます。
また、多種多様な文化が入り混じる川崎だからこそ、体験し実感出来る事も多くあり、小さい内から外国人に接する事で差別や偏見ない子になったり、多文化共生社会を手助け出来るような子へ育ってくれるのではないでしょうか?
「川崎の全て」が集約された『これでいいのか川崎 川崎の闇と光を語ろう』、是非一度読んでみてはいかがですか?
記:☆riko☆
『これでいいのか川崎 川崎の闇と光を語ろう』紹介記事