今、「すみっコぐらし」が初めて映画化された『映画 すみっコぐらし とびだす絵本とひみつのコ』がかなり話題になっていますよね!
映画観客動員ランキングでも、2位の週もあった程、子供~大人まで色々な人が観ているのです!更に言えば、男性1人で観に行く人も多いそうなのです!
一体なぜ多くの人を虜にするのか調査すべく『とびだす絵本とひみつのコ』を観てきたのでレポートします。
「すみっコぐらし」ってどんなキャラクターなの?
「すみっコぐらし」は、あの「リラックマ」や「たれぱんだ」を手掛けるサンエックス株式会社で誕生し、今年でデビュー7周年!「日本キャラクター大賞2019」グランプリを受賞した今超人気のちょっと変わった個性派キャラクター!
どこが変わっているかというと、見た目はみんなとってもキュートなのに「隅っこが好きで、すみっこにいるとなぜか“落ち着く”」というネガティブな面を持っています。実はこの「隅っこ」が好きな習性は日本人特有の「隅っこ」や「端っこ」好きな文化を現しているのだとか。
「すみっコぐらし」可愛いけど、無表情…その意図とは?
「すみっコぐらし」はパステルカラーでふっくらぷりっとしたキュートなゆるキャラだと思っていましたが、よく見てみると無表情。実は無表情な事にも意図がありました。
「すみっコぐらし」をデザインしたよこみぞさんは「無表情の方が感情移入しやすい」と思ったそうです。
「すみっコぐらし」の主力メンバーと言えば「ぺんぎん?」「しろくま」「とんかつ」「ねこ」「とかげ」ですが、「ぺんぎん?」になんで名前に「?」が付いているのだろう?と疑問に思いませんか?実は、「ぺんぎん?」は自分がペンギンなのか自信がない為「?」が付いているようです。
また、「とかげ」は名前は普通ですが、実は恐竜の生き残りだそうで、捕まらないようにとかげの振りをしているようです。
このように「すみっコぐらし」に登場するキャラクターはみんな悲しい過去やトラウマを抱えている設定で、調べれば調べる程、奥が深かいので、小さな子供だけでなく大人まで幅広い世代で愛されています。
その為、文具や雑貨は勿論、著書やゲーム、そしてついに!初の映画化もされたのです!それが『映画 すみっコぐらし とびだす絵本とひみつのコ』!
映画では、今まで無表情だったすみっコ達も…感情が見え隠れする!新キャラも登場!
ここからはネタバレになるので、これから映画を観る人は是非観終わってから読んでくださいね!
<良い意味で期待を裏切られた点>
①映画ともなれば「すみっコぐらし」のキャラクター達がみんな喋りだすのかと思いましたが…
この映画は終始V6の井ノ原快彦さんと女優本上まなみによる穏やかなナレーションと文字のセリフが少し出てくるだけなのです。
②「すみっコぐらし」のキャラクターはあんまり動かないイメージがありましたが…
途中からは、かなりアクティブに動くので、今まで出会った事がない機敏なすみっコ達に出逢えます!
③すみっコ達は普段無表情ですが、映画では恥ずかしがったり、驚いたり、悲しがったり…と様々な表情や感情が見え隠れします。初めて見るすみっコ達の表情に釘付けになる人が多いと思います。
④映画でしか観れない新キャラ「ひよこ」が登場!「ひよこ」は絵本の落書きから生まれた為、絵本の世界で仲間を見つける事が出来ません。
そんな時に絵本の世界へと吸い込まれたすみっコ達と仲間になるのかな?と誰もが期待するのに…絵本の世界で生まれた「ひよこ」は外の世界に出る事が出来ない為、結局仲間になれないのです。つまりハッピーエンドではないんです。
⑤元の世界(外の世界)に帰ってきたすみっコ達は、ひとりぼっちの「ひよこ」の事を想い、「ひよこ」に仲間が出来るように‥寂しくないように…「ひよこ」がいる空白の絵本のページにすみっこ達に似た仲間や家を描いてあげます。
でも、「ひよこ」と同じ境遇でお互い理解しあって、誰よりも絵本の中で「ひよこ」の為に仲間を探していた「ぺんぎん?」は…独りぼっち。
すみっコ達とは一緒にいるものの、マイペースで実は仲良しな友達がいない「ぺんぎん?」にとって「ひよこ」の存在はとても大きかったはず。
それでも、自分は1人になっても、離れた場所にいても、違う世界にいても、「ひよこ」の幸せを一番に願う「ぺんぎん?」の姿。涙なしで観れる人はいないと思います。
大人だけで映画を観ても十分に観る価値はあるので、皆さんも是非劇場でご覧になって下さいね☆
記:☆riko☆
「映画 すみっコぐらし とびだす絵本とひみつのコ」体験記