2018年9月中旬にお受験を控えた娘。あと1年…この限られた時間で娘は果たしてどこまで身心共に成長出来るのだろう。そして、どのレベルまで学力をつける事が出来るのだろう。それは本当に未知数。神のみぞ知る笑!これはお馬鹿な娘とお受験初心者の私が魔物と戦っていくリアルな奮闘記。
お受験をさせようと思ったきっかけ
私が娘にお受験をさせようと思ったきっかけは、小学校4年生の娘を持つママ友から、今の公立小学校の実態そして中学受験が恐ろしく大変である事を聞いたからです。
♦公立小学校のメリット
①学費がかからない②育った環境が違う子達とも仲良くなれる③ママ友付き合いも気楽④家から近い為安心
♦公立小学校のデメリット
①勉強内容が以前と比べ3割減った②落ちこぼれに合わせて授業を進める③担任の質が大幅に違う④学級崩壊もざらにある
このような理由から公立小学校では最低限の知識しか身に付かず中学受験をするとなると、遅くとも小学校4年生からは塾に週4回は通わせ夜は21時帰りの生活で、とにかく徹底的に勉強をさせる必要があるようです。
またその塾代も馬鹿にならないようで、とある塾は夏期講習だけで50万以上かかり、むしろ私立小学校の年間学費の方がトータル的には安いのだとか。その話を聞いてから私は心に決めました!小学校を受験させよう!娘にはエスカレーター式で高校まで一貫校の小学校に行かせ、小学校生活は伸び伸び楽しく過ごして欲しい!娘が熱中出来る事を見つけて欲しい!
洗練された教育を受けさせ、勉強は楽しい物で将来役に立つものなんだと分かって欲しい!そんな思いからお受験に向けてスタートを切りました!※国立小学校は学区が決まっている為、我が家は引っ越さない限り受験が出来ないので私立小学校を志望しています。
塾や教室の選び方
お受験に強いと言われている塾(教室)はジャック、こぐま会、理英会だと言われていますが、一番大切な事は無理なく継続して通える事。幼稚園ないし保育園の後に子供を塾に送り迎えをするのは親の務めなので、家から近いに越した事はないです。よってうちの娘は家から一番近い理英会を選びました。
中には個別塾に通わせ集中的にお勉強をさせているご家庭もありますが、受験は主に集団の中での面接、運動、制作等になるので、
早めから集団の中で自分がどのように動いたら良いのか、どうしたら初めて会うお友達の前で大きな声で恥ずかしがらずに喋れるようになるのかをまずは身に着けさせる事が大事だと思い、少人数制の塾を私は選びました。
また、制作や絵を描かせるようなところもあるので、絵心がつくように絵画教室にも通わせています。
初めてのお教室!私が見た娘のとんでもない行動とは・・・!!!
幼稚園で日頃から遊んでいるお友達はお教室にいないので、とっても緊張気味な娘。そして娘よりも早くから塾に通っている子が殆どなので、明らかに後れを取っており自分でもその事態に気が付いている様子笑。
しかし、初めの15分はみんなで身体慣らしの運動(前転等)をするので運動が得意な娘は徐々に自信を付け、笑顔が出てきました。次に行われたのは受験に必須な指示行動。○○から椅子を持ってきて椅子を円を描くように丸く並べましょう。並べた後で筆記用具を持ってきましょう!と言うような大人からすれば簡単な指示行動であるのに…
うちの娘!一目散に筆記用具を取りに行きました笑。話を全く聞いていません。アウト!次に行われたのはお話し作り。
カードに書かれている絵をそれぞれ選んでお話しを作るのですが、うちの娘だけ緊張してモジモジ首を傾げ一言も喋れない。はいアウト!次は実験をしながらプリントを解くのですが
まぁ!うちの娘だけお行儀が悪い事!肘をついたり、足を組んだり、隣の子のプリントを見て真似をして〇や×を付けたり…隣の子がどんな回答をするのか気になって仕方がない様子です笑。これ、受験本番でしたら完全にアウトです笑。
このようにして塾1日目は終了したのですが、親である私が一番焦りました。遅れを取り過ぎている娘。基本中の基本も出来ない娘。しかし、今まで一度も塾に行かせた事がなかったので仕方がない事なのです。
毎日少しづつ出来る事が増えて行けばいいなと温かく見守ってあげたいところですが…うちの娘一年後にはどうなっているのでしょう笑
娘が現在出来ない事
①姿勢を正し椅子に座る事
②集中力がない事
③先生や私の話を聞けない事
④席が近い子の答案をどうしても見てしまう事
⑤問題の意図を理解していない事
⑥初めてのお友達の前でモジモジしてしまう事(度胸がない)
⑦勉強不足である事
我が家で夏休みに行った勉強方法
現在週1で塾に通わせてから、早2ヵ月が経とうとしていますが、塾があった日は忘れない内にその日の復習をし、翌日は補足プリントを解かせました。
その他の日は志望をしている小学校の過去問そして、過去問や塾のプリントで娘が苦手としている部分(てんびん、逆対応、四方からの観察等)のテキストをどんな時でも毎朝やらせました。
その結果、受験対策を始めた2ヵ月前に比べると少しづつではありますが問題の意図を理解出来るようになってきました。しかし…私はなんと!娘をチック症にさせてしまったのです。
チック症とは?
幼児期のチック症とは精神的な苦痛を受けた時や遺伝も関係するとも言われていますが、実はまだ決定的な原因は解明されていないそうです。
チック症は不安やストレスを感じやすい、わりとデリケートな子が発症しやすいと言われており、私が見ている限り娘はデリケートとはほど遠いので正直チック症とは無縁だと思っていました。
しかし、2週間前に異常にまばたきの回数が増え、勉強中にも無意識に肩をすくめるようになり、ちょっとした事ですぐに怒り泣くようになりました。
いつもと様子が違う!と焦った私はすぐに小児科に行き、医師からはお叱りを受けました。娘は私が受験に間に合わない!と焦って怒り過ぎている事から精神的な苦痛を受けチック症になっていたのです。
医師からはチック症が治るまではどんな事があっても怒らない。娘が好きな事を沢山させ伸び伸び自由にさせてあげる。この2点を心がけたら自然に治ると言われました。勉強を教える上で怒らない事には無理があると思いながらも、チック症が治るまでは娘が得意とする勉強を30分だけさせ
その他の時間は私もわりきり仲の良いお友達とプールや海に行き、思いっきり夏休みを満喫させました。このような生活を送る事1週間…パチパチまばたき、肩をすくめる事、そして情緒不安定もなくなりました。
今、私が娘にしてあげられる事
娘の受験の為!将来の為に!と思い、勉強が出来ない娘に対してガミガミ怒って、時には叩いたりもしましたが…
今改めて思う事は娘の為に怒って叩く事は逆効果で私が未熟で感情のコントロールが出来ていない事。そして娘はまだ4歳なので自分の意志で私立の小学校に行きたい!この小学校に入りたい!とは言っていない…全て私自身の希望で私のエゴである事に気付かされ反省しました。
まだ受験勉強を始めてたったの2ヵ月であるのに私自身、お受験ママそして母親としても自信を喪失しています。私も娘もようやく受験のスタート地点に立ったばかり…これから先受験が終わるまではもっともっと大変な事もあると思います。
しかし、大事な事は娘(子供)を最後まで信じてあげる事。ガミガミ怒る事は我慢をし、優しく諭すように教えてあげる事。そして、子供らしさを失わせないように、メリハリをしっかりつけ遊ぶ時は思いっきり遊ばせてあげる事が大切なのではないかと思いました。
次回の『お馬鹿な娘とお受験初心者の私とのリアルなお受験奮闘記』の内容は志望校の選び方、同じ塾内でもクラスによって雰囲気やカラーが違う事、お受験ママ達の雰囲気、冬休みの過ごし方等について冬頃に配信する予定です☆お楽しみに♡
記:☆riko☆
お受験奮闘記~episode1~