地獄の夏休みがあっという間に過ぎ、いよいよ【親子面接の日】を迎える事になりました。今回は、親子面接や10月11月の本試を迎えるにあたり、準備をした事をお伝えします。
また、私が思うお受験の落とし穴そして注意する小学校の見分け方について教えます。小学校の親子面接なのに、まさかの圧迫面接をする学校もありました…
親子面接当日
塾の模擬面接はしっかり3回も受けて、事前準備も万全にしたのに…やはり1校目の親子面接前日の夜は緊張しすぎて一睡も出来ませんでした。
娘がここまで頑張って一生懸命やってきたのに、私が難しい質問をされて答えられなかったらどうしよう。頭が真っ白になったらどうしよう。等考えても無駄な事ばかり頭をぐるぐる…。
「どうにかなる!なるようにしかならない!とにかく娘の良いところ、私達家族の良いところが伝わるように頑張ろう!」と半ばやけくそな気持ちで挑んでいました笑
要注意は過渡期の小学校!過去問で万全に対策をしたつもりでも…
どの学校においても校長先生が変わる事があります。大学の系属校になることもあるでしょう。しかし、このような時は過去問も模擬面接も一切アテになりませんでした。
親子面接は3校受けましたが、1校はまさに過渡期の小学校だったので大失敗。質問は殆ど娘にしかされず、意地悪な質問ばかりだったので娘もいつもの力を発揮出来ませんでした。面接の帰り道は悔しさでいっぱいで泣いて帰りました?
このような学校を受ける場合は、どのような質問や問題が出されても大丈夫なように、万全の準備をした方が良いです。
親子面接が終わったら、いよいよ本試!本試に備えてやるべき事!
親子面接が終わると、その1、2週間後からはいよいよ本試が始まります。本試では子供が絶好調になるように持っていかなければなりません。
そこで私は、①早起きの訓練 ②食生活の見直し ③考査前後の幼稚園は休ませる ④とにかく褒める。
この4点は徹底しました。
①早起きの訓練
学校によっては考査の時間帯が、早生まれ組とそうでない組とに分かれていました。大体早生まれが午前中。そうでない組が午後の考査となっています。
娘は早生まれなので考査の集合時間はほとんどが朝の8時。この時間に遅れると失格になるので集合時間の30分前には学校に着いていた方がベターです。
となると、逆算をすると朝5:30には遅くとも子供は起床していないと間に合わないのです。なので我が家は本試の二週間前からは毎日5:30に子供を起こし、考査の時間に慣れてもらうようにしました。
②食生活の見直し
考査日は子供達がトイレに行く時間は勿論決まっています。ペーパー中にトイレに行きたくなって席を立ってしまえば、勿論失格になります。
なので、お腹を下さないように、極力油っこい食事、少しでも辛い食事や酸っぱい食事は避けるようにしました。
③考査前後の幼稚園は休ませる。
10月はどこの幼稚園でも行事がたくさんあります。遠足、芋ほり、授業参観等、でも遠足の日が親子面接、芋ほりが考査日と重なってしまったので、その前後は幼稚園も休ませました。
幼稚園に行くとどうしても「明日の遠足や芋ほり楽しみだね」とお友達と話す事になるので、「どうして私だけ行けないの?」と泣かれない為、メンタルの部分を考えて休ませました。
また10月からは、幼稚園で風邪や胃腸炎が流行り始める時期なので丸っと一ヵ月幼稚園を休ませていたご家庭もありました。。。
④とにかく褒める
私自身一番苦戦をしたのが『とにかく褒めて自信を子供につけさせる』事でした。娘は勉強は出来るようになっていましたが、良い意味でも悪い意味でも、かなり子供らしい子供なので 楽しい事があるとすぐにテンションが上がりはっちゃけてしまったりふざけてしまうタイプでした。
塾の先生は、その子の本質なので、叱って委縮をさせない方が良い。と言われていましたが、なかなか難しい…。考査前日や当日の電車の中でもその部分は叱ってしまいました?
結果、1校目では自分らしさが全く出せずに緊張をしすぎてしまった。と言われ、やっぱり案の定1校目は不合格?
落とし穴は行動観察にあり!
小学校受験において『行動観察』という項目は切っても切り離せません。どの学校にも大体この考査は含まれています。
『行動観察』は何をするかというと、ただ普通にお友達と仲良く遊ぶだけなのですが…ここが落とし穴なのです。『行動観察』の時間は学校によって違うのですが長い学校ですと一時間前後もあります。
子供は最初の10分は親が注意をした事等を覚えており、礼儀正しくおしとやかにみんなで遊べるのですが…10分を超えてくるとパッと注意をした事を忘れてしまい、本質が見えてきてしまうのです。
あまり遊ばない方が良い道具を使って遊んでみたり、お友達と遊んでいる際に男言葉をぽろっと言ってしまったり、はっちゃけすぎて周りが見えなくなったり。一方で周りの空気に圧倒されて無口になり楽しめない子供もいるのです。
よく「子供を見れば親が分かる」と言いますが、子供はまさに親の映し鏡で、このような行動を取ってしまうと、せっかくペーパーが出来ても娘のように不合格になってしまうのです。
『行動観察』ほど、怖い物はないです。『行動観察』においては塾で少しやったからと言って変わるものではありません。長い年月をかけて家庭で積み上げてきたものが見られる考査です。
以上、いかがでしたか?6回に渡りリアルなお受験奮闘記を読んで頂きありがとうございました。お受験…想像していた以上に厳しいものでした。
夏休みに入る前からメキメキと実力を伸ばした娘。毎月受けさせていた模擬試験もトップクラスだったので、2校は絶対に合格、残り1校も難しい学校ですがイケるかな!と思っていたら…大間違いでした。
しかし、受験が終わって思う事は…1校だけでも子供に合う学校に〇をもらえればそれだけで十分なのです!全部〇をもらおうなんて考えなくていいんです。
ご縁を頂いた小学校に通い始めて半年…。娘には一番合っていて毎日本当に楽しそう!親にとっては子供が笑顔で学校に通ってくれている事が何よりも嬉しいです☆
5,6歳児は遊ぶ事しか考えていないので、最初は静かに席に座らせる事だけでも大変。でも、一年強で親が思っている以上に子供は成長します。
怒ってばかりの受験生活でしたが、どんな時でも子供の味方でいる事。そして最後まで信じてあげる事が重要だと思います。
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記:☆riko☆
お受験奮闘記【完】