ホホバオイル、ごま油、オリーブオイル、ひまわりオイルなど、オイルにも様々な種類があります。それらのオイルは見た目や香りは似ていても成分や効能はどれも違います。正しい知識でオイルを選び、自分の体調にあった心地よいものを使うことで体と心をキレイにしましょう。
オイルって何に効く?どう使う?
1:マッサージオイルとして
直接肌に塗布するなどして、マッサージオイルやスキンケアとして外用します。
ローションより長い時間保湿性にすぐれ、皮膚の摩擦を緩和してくれるのでマッサージをするならオイルがオススメです!実は私もベタベタするのは苦手でオイルは敬遠していたのですが、比較的さらっとしたオイルもありますしマッサージ後はティッシュで軽く拭うとしっとりは持続したままべたつき感はとれますよ。ベビーマッサージに適したオイルもあります、あとでご紹介しますね。
2:アロマオイルを薄めるキャリアオイルとして
アロマオイルは高濃度で直接肌につけることができません。そのため植物オイルで薄めて使用します。キャリアオイルにお好きなアロマオイルを合わせれば、その日の気分に合わせたオイルがご自分で作れます。
3:化粧品や石けんを作る際の材料として
市販の化粧品にも含まれている通り、化粧品や石けんを作る材料としても使用します。
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オイルは保湿性に優れていますので、汚れを落としたあとの敏感な皮膚を保護してくれます。また、中には抗酸化作用を持つオイルを合わせることによって品質を保つために入れられているものもあります。
4:食用の植物オイルならお料理の材料として(※1)
新鮮なオイルを飲んだり、炒め油やドレッシングとしてなど使うなど、お料理の材料といっても使い方はいろいろです。馴染みがあるのは、オリーブオイルやごま油、菜種油など種類もいろいろです。
※1:化粧用に精製されたものは食用できませんので、注意してくださいね。
オイル初心者の方でも使いやすい、アサラー、アラフォー世代にオススメする基本のベースオイル3選
持っていると重宝する基本のオイルをご紹介。私たち世代のスキンケアには欠かせないアンチエイジングや美白効果が高く、価格や使用感、保存期間などを考慮してわがままに選んだ基本のオイルです。
1:ホホバオイル
一般的にオイルの仲間とされていますが、天然のワックスといわれるホホバオイル。そのため他のオイルと違って、オイル特有のベタベタ感がなくサラっとしています。浸透力が高いので、すぐにしっとりなめらかな肌質を感じていただけると思います。抗酸化作用があり保湿効果にも優れていて、人間の皮脂によく似ているためあらゆる肌質に合います。酸化しにくいため4ヶ月程度は持つというのもメリットです。
灼熱の砂漠で育つホホバの実はその熱から自分の身を守るためにこのオイルを使うといいます。そのため日焼け止めの代わりになるという記事をお見受けしますが、熱から身を守ることはあっても紫外線をブロックする効果はありませんので市販の日焼け止めと同じ効果を持っていると思うと痛い目をみます。私のように日焼け止めを直接肌に塗るのに抵抗があるという方は、日焼け止めの下地としてホホバオイルご利用になってはいかがでしょうか。
2:マカダミアナッツオイル
マカダミアナッツオイルには、加齢とともに失われるパルミトレイン酸が含まれていて、加えてビタミンE・A・Bの効果で肌の乾燥や老化などのアンチエイジングに効果的です。日焼けなどでダメージを受けた肌の弾力や再生、修復などを手助けしてくれます。こちらも浸透性が高く、肌につけてからすぐに馴染んでお肌に取り込まれしまうので、消えてなくなるオイルのことを意味する「バニシングオイル」ともいわれます。含まれている栄養のバランスがとてもいいオイルです。
3:スイートアーモンドオイル
なんといってもビタミンEが豊富。ビタミンEは毛細血管を拡張することにより血液の循環を良くし肌荒れを予防します。抗酸化作用もあるので品質の低下や劣化もしにくいのでオイルの持ちも良いです。他の2つに比べると少しとろみがあるものが多いですが、その分カサカサ肌やデリケート肌にはゆっくりと浸透して効果を保持します。
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ベビーマッサージには?
1のホホバオイルと3のスイートアーモンドオイルをオススメします。どちらも赤ちゃんの柔らかくてデリケートな肌に優しい使用感で、浸透力がオイルです。特別にベビーマッサージ用のオイルを購入しなくてもお母さんと同じもので大丈夫(※2)。ただし、パッチテスト(※3)は必ず行ってくださいね。
※2:ベビーマッサージ用のオイルには、アロマオイルなどは混ぜたものは使用しないでください。赤ちゃんのお肌には刺激が強すぎます。 ※3:パッチテストは、腕の内側の柔らかい部分に10円玉程度オイルを塗布し24時間、48時間後のお肌の状態をみてください。かぶれたり赤くなっていなければ大丈夫!新しいものを利用するときには、体質は変わりますし季節によってお肌の状態も異なりますから大人の方でも必ず行ってくださいね。
オイルの選び方・買い方のコツ
植物オイルには、その種類に応じて適切な抽出方法や精製方法があります。
こちらの記事を参考にどうぞ。
オイルを選ぶときに何をみて選ぶ?抽出や精製方法の違いを理解しよう!
オイルの種類は様々ですが、用途に合わせてすべてのオイルを購入してしまうと、使い切る前に酸化させてしまいもったいないことに…。オイルは酸化すると成分が変わってしまうものもあるので注意が必要です。化粧用として販売されているオイルは種類によって酸化速度は異なりますが、だいたい1〜2ヶ月、長いもので4〜6ヶ月です。オイルのラベルに記載があればそれを参考に、新鮮なうちに使い切れるよう量を購入しましょう。
アロマテラピーを楽しみ方の幅を広げたいあなた
アロマテラピーに興味を持つと、まず初めにアロマオイル(精油)を手に取る人は多いですが、ベースオイル、キャリアオイルを知るとお持ちの製油がもっといろいろ使えるようになりますよ。